あらしさんのこと ひとりごと 

大好きなあらしさんのこと 思ったこと 覚書

H

やっと落ち着いて、「H」を読んだ。

上田さんは「H」、やめちゃうんだなぁ。
嵐さんをよく観ていてくれた人が居なくなるのは、寂しいな。
こんなところでつぶやいても、届かないと百も承知で、
「いままで、嵐さんを見ていてくれてありがとう!」と伝えたい。
これから、どこへ行くんだろうね?


今回のインタビュー、なんだか、とてもよかったな。
今までも10周年とかで、こういう振り返りの内容のものってあったけど。
嵐さんが「嵐」を語る時のこと。
いつもと同じようなことを今回も言っていると思うんだけど、
どこか、5人の言葉のなかに今までにないものを感じた。

なんだろう。
頼もしさかな。
売れるとか売れないとか、人気をとるとか。
もちろん商売としてみたら無視できないことなのだけど、
彼らのモチベーションは最初からそこになく。
だからこそ、これまでの嵐があったんだと思う。
今の嵐があるんだと思う。

相葉ちゃんが言った、
「絶対トップになろうね」の、「トップ」は、
一般的にとらえられている「トップ」の意味とは、
違う意味を背負っていると私は思っている。

嵐さんって、内向的で草食系的に思われがちらしく。
よく知らない人から見たら、とにかくまれに見る仲良しで、
いい子ちゃん的な、温室育ち的な平和な人々に見えるんだろうけど。
実は、ある意味、すごい我がままな人達の集まりだよなって思ってる。

大勢の中にいると、きまって5人はグイグイと前に出てくることは
まず、しない。
こちらが歯がゆく思うくらい、引っこんでいる(でも、そこが好き)
相手が大御所の司会者だろうが、先輩だろうが、
変に迎合しない。
フューチャーされたからと言って、これ見よがしに語らない。

常に淡々と、冷静に、自分たちのペースで世界を見ている。
自分たちの価値観で世界を見て、
世間の尺度に自分たちを当てはめることをしない。

5人それぞれが、
自分を持ってて曲げない。

それが誤解されるかもしれなくても、
それがカッコ悪く見えそうなことでも、
世間に合わせた解釈を入れない。
取りつくろって、恰好をつけたりしない。

自分が表現したい事がブレずにあって、
それを自分に忠実に表現していく。

それぞれが、それぞれのそれをわかっている。

仮に、一人の表現者として、そういう人は他にも存在すると思う。
この人たちが稀有な存在、
翔ちゃんの言葉を借りて「真似しづらい」人達なのは、
そういう別々の我がままな個性を持った表現者が、
5人も集まって、同じ方向を見ることができているという事なんだろうな。

そして、もっと言ってしまえば。
その方向の先にあるものが、
これまでのステレオタイプの幸せの価値観とは違うものだということ。
きっと、これから先、人間が幸せに生きて行くのに
越えて行かなくちゃならない壁の先にあるものだと思う。

そんな人達、いなかった。
しかもアイドルで。
というと、アイドルというものに対して偏見と語弊があるか。

嵐さんを好きになるまで、実はアイドルなんてバカにしていた。
自分が生み出した言葉を使って、
心で歌わないアイドル歌手の唄なんて、意味ないと思っていた。
ところが、嵐さんは違った。
LIVEでの彼らを見て、本当に感動した。
自分たちで書いた唄じゃないのに、自分たちの心で唄を歌っていた。
彼らの唄の言葉は、力を持って、ちゃんとこちらの心に届くのだ。

そして、プロのエンターティナー、パフォーマーであると同時に、
私にはホスピタリティを持った無償の奉仕者しか発し得ないような、
まったくエゴを介入しない幸福感を彼らから感じた。

そんなふうに自分の中のアイドルに対しての概念を崩されて、
目から鱗な体験をした自分にとっては、
もはやアイドルというジャンルも、めんどくさいくくりに感じるほど
人間の集まりとして、彼らは稀だと思う。
おもしろい。

地球を救えるとしたら、この人たちだな。
と、その頃本気で思ったけど。今もそう思っている。


あ、なんか話がそれちゃったか。

深夜番組でハチャメチャだったころの事を、
「毎日楽しかった」と言ってたのが、すごく嬉しかった。
ヅラを飛ばして遊んでたニノちゃんに、それを見て爆笑するメンバー。
そしてTVの反対側で同じようにお腹をよじって笑っていた私ら。
同じ「楽しかった」だったんだ、と思って。

5人でいると、会話のポイントで
でんやわんやな、あいの手的な発言担当な相葉ちゃんの言葉に、
翔ちゃんとにのちゃんが揃って「そうそう」って
真面目に同意してるのもよかった。
相葉ちゃんって、単独のインタビューとかだと、
ちゃんといいこと言うんだけど。
5人一緒の時には、めずらしい。
それを、いつも突っ込んでるしっかりものの二人が素直に同意してる図に、
一方通行じゃない関係性を感じて嬉しかった。
いい言葉だったよな、相葉ちゃんの言葉。

「形が変わろうが周りの状況が変わろうが、
何がとうあれ、今もそうだけど、
メンバーそれぞれが嵐をすごく大事にしてるから。
それがあれば、別に僕はどんな形でもいいです。
どういう状況でも。と思います」

私も、どんな形でもいいです。
5人が大事にしているものが、ちゃんとそこにあれば。
ずっと着いてきます(笑)

潤くんの
「もうどこにも載ってない道まで来ちゃった」という言葉や、
大ちゃんの
「通り越してる感じがする」とか、
相葉ちゃんの
「自分たちではもうどうにもなんない、みたいな。
 みんなが囲ってくれる状況っていうのは嬉しいことなんだけど、
 そういう状況をもう通り越したような感じはするかなあ」とか。
10周年の頃にはまだ、なかった言葉たち。

自分たちだけの力じゃなくて、
いろんな力が重なり合って、
周りからの大きな流れに押し出されるように、
いわゆるメジャーのトップに立った嵐さん。
そんな激流のなかでも、自分たちを見失わずに「嵐」で居つづけ、
自分たちの魅力をさらに輝かせ続けた5人にしか見えない
今の風景なんだろうな、と思った。

あ、やっぱり、この人たちは大丈夫なんだな。
乱気流にもみくちゃになってブラックアウトすることなく、
ちゃんと天地がわかってる。
自分たちではコントロールしようもない、大きな流れの中でも、
本当に在りたい自分たちを諦めない。

口々に、
「真面目だから」とか
「心配性なんだよ」とか
笑ってるけども。

潤くんの言うとおりですよ。

どこまでも、まっすぐで。
どこまでも、我まま。

ってことじゃないの?(笑)


「僕らが見ているほうを、
 僕らを見てくれてる人にも、
 自然とみせれたらなと思う」

にのちゃんの言葉。
望むところです。
見ていたいです、一緒に、いつまでも。

嵐さんにクレームつける自分なんて、見たくないからね〜!