あらしさんのこと ひとりごと 

大好きなあらしさんのこと 思ったこと 覚書

家族ゲーム

途中でエントリしようかと思ってたのに、すっかり最終回も終わってるっていう。あららです。
なんか、本当に翔ちゃんじゃないけど、あっという間だったですね。
今回はね、これ。いい意味で、途中で何か書く気分にならなかったというのが正直なところ。
毎週、エンドロール流れた瞬間から次週が楽しみになるっていう状態で。
次は、吉本は何をするんだろう? この人何考えてるんだろう?ってね。
気になって、すっかり夢中にさせられました。

世の中の「櫻井翔」のイメージがどんなだか、もうこちらサイドからはよくわからないんだけど。
きっと、なんだかすごい優等生的なイメージなんでしょうかね?
最初からはまり役だと思ってたのは、アラシックだけなんでしょうかね?
世間の反応が、イマイチピンと来ず。


今まで翔ちゃんが演じたものをすべて網羅できてないんですけど、見た作品の中で自分がとくに好きなのは、27hTVのドラマ「父さん」での次男役と「ヤンキー母校に帰る”不良少年の夢”」の義家役です。「父さん」の翔ちゃんは、すごい何か翔ちゃんの中にある不器用さにリンクしてて。とくにお父さんに抱きついて泣くシーンとかね。すごくいいですよね。この時、翔ちゃんまだ若いし経験もそんなにないのに、とても良かったんだよな。義家役も、あのとんがり具合がとっても翔ちゃんだと思って、大好きです。


その他では、連ドラでは「木更津キャッツアイ」のバンビ。映画は「ピカ☆ンチ」シリーズのチュウが好きです。とくに「LIFE IS HARDだからHAPPY」で、奥さん役のあさみちゃんとのシーンで泣くでしょ? あれがすごく好き。それと「はちみつとクローバー」の竹本役。これも、はぐちゃんに失恋して泣くシーンが好き。
あれ? なんか、そう考えると。自分は泣いてる翔ちゃんが好きみたいだな(笑)
優しすぎたりちょっと弱かったりするのに、不器用なほど真っすぐで尖がってる翔ちゃんがツボなのよね。だからねー、景山とかは全然響かないんだな(笑) 


とにかく、翔ちゃんのなんでもスマートにこなせる的な、のっぺりした公のイメージなんて、
さっさと捨てちゃえばいいよ。と思っていたので。むしろ、今回のこの配役はその得体の知れないさといい、今の翔ちゃんにうってつけじゃなかったでしょうか。
一役であれだけコロコロと表情や声色の変わる役も、そうそうありませんし。
さすがに始まる前までは、まさかここまでとは思ってませんでしたけども。
人を小馬鹿にした物言いとか、わっるい顔とか最高だったし。
結果、翔ちゃんのいろんな顔がたくさん見れて、実にお得なドラマでしたね。
しかもね、サウナシーンなんていう惜しみないサービスシーンもありで(ボーナス的な)
そう考えると、この年末年始の一止さんからの振り幅って、すごかったな。このあとさらに景山が待ってますしね←思い入れはないけど(笑)
正直、翔ちゃんは芝居の上手い下手でいったら、上手い方じゃないと思うけど。ちゃんと熱量が伝わるところがね、いいところだと思ってます。役にかける振り切り具合がね、気持ちいいです。


「あー、吉本楽しかった。」
って、ご本人からもあったのでね。
さよか。ようござんした! お疲れした!と、心から思います。

役者としては、夏に映画の公開が待ってますけど。もうずーーーっと、基本忙しいですよね。
嵐さんのレギュラーやら、Zeroやら、歌番組のMCやら、ワクワク学校やら、24hTVやらね。
ずーーーーーーっと、お仕事入ってますもんね。
ゆっくりもできないでしょうけど、張り切ってお仕事してる翔ちゃんをこちらとしては、
見守っていきたいと思っております。




●ドラマ「家族ゲーム」についての感想


ときにお茶目だったり、無邪気だったりでノリノリな顔も、
この人ならついていこういこうと思わせるような嘘のない眼も、
下手したらヤバいめに遭いそうな、加減を知らない底知れなさも。
その行為の本心は、いったい復讐なのか、贖罪なのか。
物語が展開していくのに、吉本荒野のその表情にかかった比重がハンパなかったけど、
櫻井翔、見事に引っ張っていってたなぁと。

茂ちゃんの存在は、終始いろんな意味で希望の光だったなぁ。
物語の中の在り方も、表情も演技も一番ぶれてない感じでね。
こういうリアルさが出せるって、やっぱり若さかもしれないけど、それだけでもないし。
今後の彼の演者さんとしてのお仕事が楽しみです。


ラストの神木くん演じる慎一とのシーンなんかは、彼が何しに行こうとしてるかとか。
もう見当はついてるのにね、田子雄大の選んだ方法が間違ってると指摘する真一の涙とかね。
吉本が田子雄大の心で、最後に流す涙と笑みとかにね。想定外に感じるものがありました。

ちょっとやりすぎじゃないかぐらいのやり方と、それをやりきる田子の想いの強さを改めて感じる時間というか。オセロで言えば、この一枚が盤の上のすべての石に響いてゆくような。そんなシーンだったのかと思うのだけど。言葉多く語ることなく、波紋のように響く伝え方がにくかったですな。煙にまく最後の締め方も、へんにしんみりと終わらずよかったし。
だいたい、あの吉本先生があそこまでやっといて、途中で放りなげるわけないと思うわけで。偶然でなんかで物事が進むわけがなく。きっと、あそこまではきっちり計算されたシナリオだったと個人的には想像しますが。それでも、慎一の言葉は、彼の心にしっかり響いただろうし。刺し違えるところまで行かなくとも、一方通行だった想いが少し通じる瞬間があっただろうから。この先、家庭教師・吉本荒野が存在し続けるとしても、その存在は今までとは違っていくんだろうなとかね。ドラマのその後に想いを馳せてみたりして。できれば、みんな幸せになってほしいからな。そういう余韻に浸れる終わり方っていうのが、よかったかな。