話が超古くてすみません←はじめに謝っちゃおう
季節ふたつ前の話です。
待ちに待った待望のドラマが野球の監督さんだった春のクールは、自分の仕事が忙しすぎて。
死神くんもあって、どちらもオンエアされてから何も触れずに終わった。
アンビリーバボーかつ、残念な自分でありました。
自分の場合、映像作品を観賞するさい先に原作を読むという行為は、ほとんどしてこなかったのだが。嵐さんのは楽しみ過ぎて待ち切れず、予習をかねて読んだり読まなかったり。
でも。やっと気づいたのね。読んでしまうと、作品を見るまでのそのタイムラグと生まれ持ったザックリ記憶機能(そんなもんいらん)により、混乱が生じるってことを(発見遅い)
というわけで、ならばと予習せずに、なるたけ情報も入れずに見たはずなのだが…。
やっぱり、あまりに楽しみ過ぎて。
始まる前にいろいろ勝手に妄想したのが仇となった。←ヤダ、この人めんどくさい
自分の思い込みと無駄な妄想力が、完全に邪魔だった。反省している。
今度見るときは、何も考えないでまっさらな気持ちで見ようと思う。
などとウダウダ言ってるうち季節は巡り、もう新春ドラマを撮影する秋となった。
で。朗報ですよね。にのちゃんが新春ドラマ出演。しかも、初の三谷監督作品。
ちょっとクドイくらいのキャラの濃さとテンポの良さが、自分のツボにハマるとおもしろい。しかも主役じゃないっていう点でも。よしっ!とガッツポーズとったくらい嬉しかった。
二宮和也が好きな人は、たいていココのところは同じような反応をする方が多いだろう想像する。別に主役が嫌とかじゃないんだけど。作り手側の嵐の二宮和也としてのイメージから期待されてるもののせいで、なんだか窮屈っていうのか。受け取り手の自分が勝手にそう感じてるだけかもしれないが。
一言でいえば、なんかもったいないの。
役者はいろんな役を演じるわけだけど。どうしたってその人なりがにじみ出ていくものだなと思う。完全に化けて演じられることも素晴らしいことかもしれないが、その人がその人であるゆえに成立するキャラクターというのが、人間くさくて自分は好きなんだと思う。
にのちゃんの場合も、同じで。とてつもなくシリアスな内容のものでも、コミカルなものでも。どこか世間の王道、主流から外れたところで生きているような役が多い気がする。それは役ではあるけど、すでに二宮和也の持ってる生き方の中に存在するものが引き寄せてると思う。
三谷監督は、にのちゃんの中に「屈折」したキャラクターを見ていて、今回の役もそこが肝らしい。この「屈折」は、人によって捉え方はいろいろだと思うけど。
俯瞰でものごとを捉える事に長けてるから、にのちゃんには人には見えない穴が見えてるんだろうな。って思う。みんな気づかずに、その穴に落ちて泣いたり怒ったりしているんだけど。にのちゃんにはそれが見えるから、その道を選ばない。なぜ落ちるのか? を考えてるから落ちない。
その道の選び方が、独特で屁理屈を捏ねているように見える時もあるから、誤解もされるだろうけど。とにかく人やまわりのことを、本当によく見ている人なんだろうなと思う。
そういう自分の中の哲学もしっかりありつつ、まるで芝居をしていないかのような生々しさで、自然に、でも完全に役そのものになってそこに息づける天才的な感性の人。相手の芝居をちゃんと受けて、誰のイメージよりも生々しくその感情を表現できる人だから。もっと、いろんな方々とお芝居してもらいたいなと思う。
三谷監督の映画やドラマのキャストは、いつもそうそうたる顔触れで、今回もしかり。みなさん主役級の役者さんたちばかりだから。その中で、にのちゃんがどんなふうに役を演じるのかが、とっても楽しみだ。
余談も余談だが。
よく自分が風呂で湯船に浸かっている時にするのが
”にのちゃんに、やってもらいたい役を探せ!”なのだが(なんだそれ)、
そんなときの役はきまって主役ではない。物語と、それをひっぱる主人公の動向に絶妙なインパクトを与えるような、キーマンのような役どころ。まぁ、陰の主役だね。
この間の「ニノさん」で、渡瀬マキちゃんが、待ち伏せとかして「おまえのことが好きでたまらんのや!」って。”なって!”って。壊れたにのちゃんが見たいって言ってましたけど(笑)
あ、それもいいね! そういうのもありだね。←いつかの潤くん風で
と、新鮮かつ狂気的アダルティな妄想材料を頂いたのだが(笑)
最近のヒットは本屋さんで立ち読みした「おかんメール」。
ちなみにコレです。
- 作者: 『おかんメール』制作委員会
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2014/05/10
- メディア: 単行本
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知ってます? 自分、コレ立ち読みしかしてないんですけど、本屋で声出して笑っちゃった一冊です。娘や息子とやり取りした、いろんなおかんのメールが載ってるんだけど。超絶な破壊力を持っています。とくに、なんてことない日常のなかのメールなんだけど。いろんなこと想像しちゃって。
バカバカしいのに、かわいくて。ビックリするくらい、難解で。真面目なのに、ふざけてて。思いっきり笑ったあとに、世の中のおかんのことがものすごく愛おしく思える。なんか、見終わったあとにこういう気分にさせてくれるような作品に、そのうち出てくれないかな?
にのちゃんのユーモアと頭の良さと、繊細さと優しさがギュギュッと堪能できるヤツ。
誰かー! 監督さ〜ん!(ここで叫んでも無理か)
はぁ。やっとにのちゃんのお芝居についてのエントリがでけて本望です(笑)
すんません、完全な自己満足なブログで。
ここで書くな、って感じですが。
メールといえば、当落。
名古屋、大阪は見事ハズレ。
あとは、札幌と東京に望みを託すのみ。
当たったという声を聞けば、おめでとう〜!!!って自分のことのように嬉しいです。
その辺はね、だてに泣きをみた数を重ねてないので。喜べますよね。
だって、わかるもん。当たることの貴重さを。その喜びを。
あと2週間。ずっとソワソワ落ち着かない日々ですなぁ。
本当に1年で一番、気もそぞろになりますよね。
コケて怪我したりしませんように。
札幌東京組みのみなさま。日常、気をつけてまいりましょうぞ。
ちなみに昨日のみくじは、にのちゃんだった。
あ…、なんて言われたかは忘れたけど、やっぱり絶好調だった。
けどハズレたじゃん(笑) どーゆーわけよぉ。
現実は厳しいが、せめてみくじが前向きで慰められるね。