あらしさんのこと ひとりごと 

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ようやっと無門

7月1日、やっと待ち待った無門に会えました。
六本木にはお呼ばれされなかったので、地元の映画館でライブビューイング2回。
一緒に封切をお祝いできて嬉しかったです。

忍びの国」への出演が決まって歓喜に沸き、影で準備をしているだろう大ちゃんに期待をし。
撮影が始まって夏の空に大ちゃんを想い。あわよくばとエキストラに応募してはドキドキし。
原作を読むか読まないかで本屋で悩み。
大ちゃんのラジオが終わってしまって落胆し。
プロモーションが始まってからの雑誌祭りを、鉄の平常心でなんとか乗り越え。
直前の対談でネタバレを恐れて、でもHDDの空きが絶対必要な7月1日のために
録画した番組を無音で観ないで編集するという荒業で当日を迎えました。

まだまだ先だと思っていたのに、やっぱり迫ってくれば一年があっという間ですね。
借りてきた映画を観終わって感動して、泣きながら鼻水かみながらすぐに巻き戻して(まだ世界がVHSだった時代の話な)観たことはあったけど。
映画館で同じ映画を立て続けに2回鑑賞したのは、人生初めてでした。
でも、終わってすぐにもう一回観たいと思えて。
まず、そのことが本当に嬉しかったし、二回目も夢中になって自分が観れたことがね嬉しかった!
あと、意外にも客席には男性の姿があって。若い学生さんの男子同士とか、おじさまとか。
和田竜さんのファンの方や、歴史好きな方、アクションが好きな方にも興味を持っていただけてるのだと思いましたよ。
というわけで。この映画がきっとたくさんの人に見てもらえる映画になるにちがいないとワクワクした気持ちで
二回目を一緒に鑑賞した後輩ちゃんと、ビールで乾杯しました。


さてと。
まだまだこれから映画館に行かれるかたもたくさんいらっしゃるので詳細は伏せるとして。
当たり障りの無い大外の感想だけメモ。

まず、人にはそれぞれ好みってもんがあるから。細かいこというといろいろあるでしょ、そりゃ。
しかし、そういうのを全部一度飲み込ませるおもしろさがあった。
ストーリーのおもしろさは、脚本を原作の和田さんが手がけてくれてるのもそうとう大きいんじゃないかと思うし。
なにしろ中村監督のあの感性の若さというんでしょうか。ああいう切り口があるとないとじゃ、全然違う映画になりそう。
演者の方もおっしゃっていたけど、子供から大人まで観ることができてる稀有な映画になり得たと思う。
子供と一緒に観て楽しいとかじゃないんだよな。
同じ世界に生きているとは思えないくらい、いろんな価値観があって。
それは今の時代も同じで、いろんな立場の人間たちがいて。
それらが真正面からぶつかったときの感情とか。そこに生まれる葛藤とか。
そういうのが無門ひとりが粒だって描かれているわけじゃなくて、
でてくる登場人物の数だけ、もう、どわーっと同じような熱量で描かれているから。
たぶん、何回見ても、そこで生まれるそれぞれの人間の気持ちの揺れに思いを馳せれるというか。
観終わったあとの余韻で、もう一度楽しめる映画になってると思う。

日置大膳がメチャメチャカッコいいし(あ、危ない。うっかりどうしてカッコいいのか書きそうになっちゃった)
ちょっとしか出演しない國村さんの殺陣が、もう。もうもうもうもう、ものスゴイ迫力で圧倒的に美しかった。
殺陣だけじゃなくて、いろんな意味で切ないけど美しいシーンだった。
無門や戦のシーンはもちろんだけど、この2人のシーンはDVDになったら間違いなくスローやらコマ送りで何回も観たい。

無門のことに触れると、間違いなくネタバレになってしまうので、いちばん書きたいがやめる(笑)


で。やっと自分もネタバレ解禁で。
録画しておいた番組を見て、発売された総数からみたらわずかだけど買ってあった雑誌に目を通し。
そして、我慢していた原作を買ってきた!
これを読んでから、また映画館に行こうと思う。
早く読み終えないと映画館に行けないから、早く!  自分っ!

トロント、上海、NYで行われた上映の反応もすごいよかったらしくて。
改めて監督はじめ、かかわった全てのスタッフ、キャストの方々におめでとうございます!とお伝えしたい。
上映されている間、できるだけたくさん足を運べたらと思う。

夏の終わりごろには、さすがにこんな辺境の地でネタバレしてもいいよね?