あらしさんのこと ひとりごと 

大好きなあらしさんのこと 思ったこと 覚書

未来絵画展

これね。自分は、どうしても行きたかったんです。
こういう捉え方をしていることが、実際に大切な方を無くされている方々にとって失礼にあたらないといいのですが。
自分の正直な思いと感想を書きます。

どんなに時間がなくても、入りたかったんです。
これは、自分の中では復興支援の飲食の列に並ぶよりもマストだった。
ライブと同じくらい、素敵な企画だと思ったんです。

今回の連れたちは、激動の日常(おチビちゃんたち子育て中)から怒涛の移動でお疲れ気味のママさんチームなので(笑)
ライブまで体力温存のため行かないというので、一人で並んで入ってきました。

入り口には、大ちゃんの言葉とサイン。
中は意外にシンプルで、作られたパーテーションのような壁に、たーっくさん子供たちの絵が飾られてました。
将来なりたいもの。好きなもの。やりたいこと。

おそらく震災時。想像を絶する悲しみがこの場所にあったと思います。
怒りも、後悔も、無念さも。きっと亡くなられた方の思いも同じだったろうと思うんです。
その場所で、未来を生きる小さな人たちの、色とりどりに描いた夢が集まって。
お花畑みたいに感じました。
切り花の献花じゃなくて、生きている献花。
とてもポジティブなエネルギーをあの場所に贈ることになったんじゃないかなと。


震災で起こったさまざまな葛藤の中、希望の光を体中に描きこまれたちょんまげの少年。
この絵にもう一度、この場所で会いたかった。
この場所が、震災のときのご遺体の安置所だったこと。
その場所で、東北の子供たちが思い描く未来の絵を展示するということ。
自分にとっては、これはご供養のにつながるセレモニーだと思ってたので、
お友達からもらったお守りを手に、ご冥福をお祈りしてきました。



そして、会場の一番奥にいた、ちょんまげの少年です。
さすがにケースに入ってました。
これはあくまでも主観ですけど。少年は、成長してました。
確実に、スペースOで自分が出会った時と同じ少年ではなくなってました。

無垢な真っすぐさと、キラキラと輝くような光を詰め込んだような作品に感じていたのに。
ここで会った少年は、真っすぐに前を見つめる瞳の強さは、ますます強く。
まるで一歩も譲らない、大きな決意を秘めているようでした。
背中に、体中に描きこまれた希望の光からは、キラキラというよりは、どくどくと。
力強く脈打つ鼓動を感じて。本当に驚きました。

歌も多くの人の心に触れて、歌われて成長していくけど。
絵にもそういうことってあるんだって知りました。

きっと、この場所に来て、いろんな思いを背負って。
こんな風に変化したんだろうって思うんです。
こんなふうにたくさんの方の想いを受け止められる作品を描いた大ちゃんのことを
改めて、すごいなって思って。
今後もずっと、描くことを続けていってほしいし。
機会があったら、また私たちに触れさせてほしいと思いました。



今回、この光と細密画のイラストをプリントしてステージの衣装にしてくれました。
誰が言い出しっぺかは、スタッフサイドでなかったらやっぱり潤くんかな?(笑)
とってもいいアイデアですよね?

22日のステージで
「どっかで見たことない? 大野さんが描いてる絵衣装にしました!
 ありがとうございます」

「 なかなかパッと見てわからないかもしれないけど。どう?嬉しい?メンバー着てるの見て」
「なんか申し訳ない。ちょっと恥ずかしい」
「そんなねぇ?」
「リーダーの光のイメージの柄とかすごくいいですよ」

って件がありました。
「どうですか?」って聞かれたら、そんなふうに言うだろうなぁって思ってたけども。
本当に、恥ずかしそうに申し訳なさそうにしてたけどね。
大ちゃん、そこはね。
ありがとう。でいいんだよ。
申しわけないって、思わないでいいんだよ。
ありがとうって言ったら、きっとメンバーも嬉しいよ。

もっとたくさんの人に見せてあげてほしいな。
とても素敵だったから、ツアーでも着てくれないかなぁって思ってます。