あらしさんのこと ひとりごと 

大好きなあらしさんのこと 思ったこと 覚書

15年目の告白の続き

【嵐でいること】
2006年くらいから、大ちゃんが事務所を辞めようかと思っていたという話。
「この仕事をしていたらできないことに、興味を持ちはじめちゃった」から。

これは、大ちゃんファンならそれほど驚かないんじゃないかな?と思う。
もともと自分は身近に嵐さんファンいなかったし、今でも少ないから。
ファンの多くの人たちがどう思っているかは、正直わからないけど。
自分の感想は、やっぱりなぁだよ。

嵐の初期はずっと、にのちゃんと潤くんを特に意識して嵐さんを見ていた自分。
グループとしては好きだったけど、リアルタイムでの他の3人の印象は正直少し薄くて。
奇しくも自分が大ちゃんを気になり始めたのが2006年。
そこから、じわじわと過去の記録や情報を遡りむさぼっているうちに、
気づいたらどっぷり大ちゃんが好きになって。嵐さんがさらに大好きになって。
そこから自分の嵐好きが加速したのだから、なんだかおかしな話だ。


ふわりとどこか違うところへ飛んでいきそうな。
すっと消えてしまいそうな儚さ。
そんな捉えどころがない空気とは逆の何にもとらわれない、媚びない強さ。
過去の映像の中で追体験するものと、今現在の彼から感じるものの間で
(といってもTVの画面の向こうの話だけど)
何かとてつもなく大きな見落としをしているような気分が常に付きまとって。
ファンはどこかでいつも危惧してたように思う。
やめないでくれてありがとうって、今じゃなくてもうだいぶ前から言ってるもん。

嵐であり続けるのに、彼が幸せじゃないのは嫌だし。
やりたいこともやらせてあげたいし。
でも、嵐がこの嵐じゃなくなっちゃうのは嫌だし。
もっと彼のダンスが観たいし、歌が聴きたいし、お芝居が観たいし。
5人でわちゃわちゃ楽しくしているところを観て、一緒に笑いたいし。、
どうすれば、どっちもよしになるのだ? と、ずっと心の中で思ってる感じ。
だからNYに行ったとか、パリやロンドンに行ったとか聞けば嬉しくて。
それが仕事でもそうじゃなくても、よかったなぁーと心から思ったりして。

10周年を超えて、目が覚めた感じと言っていたけど。
その頃のインタビューを読んでた時の印象では、何か達観しているというか。
仙人のような域に達してる感じで、こわいくらいな気がしてた。
自分にとって、すごい大きなことを手放した後に人が言いそうなことを言っていたから。
大事にしていた何かを、諦めてしまったんじゃないといいなと思いながら読んでいた。


ジブンゴトだが、自分は大ちゃんと逆で「この気持ちのまま一緒にいれないな」と思って仕事を辞めた方の人間。
その時、その仕事が嫌いになったわけじゃなく。仲間も大事だったし好きだったけど。
その仕事を辞めなければできないことがしたくなってしまった。
その現場ですべてをかけて仕事をしている仲間と一緒にいることが心苦しくて、4年悩んで辞めた。
状況としてはすごく似ているから、大ちゃんの気持ちちょっとわかる。スケールが全然違うけどね。
その時、仲間は”ちょっと捨てられたような気分だなぁ”と言いながら応援して送り出してくれたことを思い出す。
あのまま辞めないでいたら、まったく違うキャリアを積んだ自分がいるんだろうなと思う。
手放した物語の先は見れない。でも、あれから20年。
どの道を選んだとしても何かを本気でやりたいと思えば、はじめることはいつでもできるし。
方法やスタイルは違うだろうけど、諦める必要はないんだなって思ってる。

大ちゃんには、思い続けてればいつかきっと嵐のままで、それができる日が来るから
あきらめなくてもいいんだよ。と言ってあげたい。



「2006年の段階で、あなたが抜けちゃってたら。今の感じもないでしょう?」
「ないね。一人かけちゃったら、なんかもう違うね。
 やっていけないし、やりたくないね」

「……」
「でも、あの時はすっごい葛藤してたね」
「そうなんだ」
「よかった、やめないで」
「うん」
「いてくれて」
「……」「……」
「結構、衝撃的だな、今の」
「俺、はじめてしゃべったよ? たぶん。
 今だから言えると思うよ」

ここの相葉ちゃんのフォローが、本当に沁みるよ。
”よかった、やめないで いてくれて”
って、みんなの声だよね。

もう過去の話だから。大ちゃんのなかで乗り越えたことだから話せる話。
そういうことがあったから、余計に大ちゃんは涙が止まらくなっちゃったんだろうね。
兄ズが対話を進める中、無言の末ズがねぇ。表情からしかわからないけど。
明らかに堪えてる感じがして、胸が痛いよ。

もしかしたら、少しは思い当たることもあるのかな。
それとも、大ちゃんはああいう人だから。一番仲のいいメンバーには、
なにも感じさせなかったのかもしれないし。そこはわからないけど。
本当に本人の口からはじめて聞かされた事実なら、
大ちゃんのこと大好きな二人には、ショックな話だろうな。


【言霊】
「ゆっくりでもさ、遠回りしてもさ。
 止まんないようにさ。
 5人でこう、歩いて行けたら一番嬉しいけどな」

「戻ってもいいしね」
「うん。なんか、今、遠回りしてもいいかもしれないね」
「(ニコ)」
「いいねっ! 次の一手ですな」
「いいですな、次の一手。どこに出すか」

ここでもね、相葉ちゃんが本当にいいこと言うっ!
説明したり、進行したりするときに話が上手か?っていったらそうじゃないけど。
心で思ってることを表現するとき、5人のなかで相葉ちゃんほど人の心に
すっと入る言葉を選べる人はいないかもと思ってる。
難しくなくて、やさしいことばで、押しつけがましくもなく。
言葉の端々に希望のような明るい光を宿してる感じ。
聴いてるうちに、心が軽くなる感じがするのね。
”今、遠回りしてもいいかもしれないね”
それを聞いてる3人の表情が「いいね!」って顔になってる。
すっかり前向きになってる。たぶん、この言葉ビンゴだよね。正解っていうか。
今、嵐さんにとって必要メッセージが入ってたよね、きっと。
翔ちゃんが船の舵なら、相葉ちゃんは動力だね。


やっぱり、嵐は5人で嵐だなっ!
次の一手。さて、どこに置きますか?
コチラは、いつだって心は準備万端。宇宙の果てまでついてきますぞ!