初日、札幌入りしてもまだ。リハしてもまだまだ、ギリギリまで調整。ホテルにも帰らないで朝まで打ち合わせ、会場で寝てるとか。ほんとマジかよ。な状態の仕事量の潤くんも。夢も嵐、起きても嵐の眠れてない翔ちゃんも。こんなタイトなスケジュールで、あんなでっかい仕事してるなんて顎ハズレそうよ。
後戻りできない、終わりへのスタートへ。駆け抜けていく嵐の姿。
「辛いときは手をにぎり」
「じゃあ、お前にわかるんだな?
そんな甘っちょろい20年じゃない
まあいい大人が人生ぶん投げて20年肩組んで
一日一日過ごすというのは
たぶんこの4人しかわからなくて」
今となってはファンは自分が悲しいよ。この時の、君たちの気持ちをわかってあげられなくて。受け止めてあげられなくて。ずっとこの先も一緒だって思ってたから、知らなかったから仕方ないんだけどね。でも知ってたら笑わなかったよ。そもそもここでの笑うっていうのは、別におかしくて笑ってんじゃないんだよ? 同意の意味なんだよ、本当は。でも、この挨拶の場面は悲しいや。何度見ても。君たちの切実な思いに寄り添えてなかったことがつらいや。
初日が終わったすぐそばから、気が付いたところから細かく調整調整。こうやって20年ずっと、積み重ねてきた。パフォーマンスを追及する妥協のない姿勢が、今の嵐を作ってきたんだな。だから重ねれば重なっただけよくなっていって。同じツアーでも最初と最後じゃ演出かわってたこと、あったよね。
札幌ライブの中日終わり、打ち上げで食事中のメンバー。まだひとりマッサージ中の潤くんが肉を食べてないことに気づいた大ちゃんが、お肉と好物の穴子のお寿司を持って行って、食べさせてあげてるシーン。ライブ中の映像にも展覧会の会場にも、ちらっとあって。ちゃんと見たかったから見れて嬉しい。せっせと食べさせてあげる大ちゃん、かわいいな。「はいはい。じゃ、マッサージもう終わりにするよ」って言ってる潤くん、めっちゃ嬉しそうだったなぁ。
工事現場みたいな噂のマッサージドリルも見れたし、一息ついてる嵐さんたち楽しそうだし。完全に酔っ払いのかわいい天然ちゃんに、巻き込まれる潤くんがお父さんみたいになってるし(笑) 癒されるな。
「これはうちらの一生もんのツアーで」
「これからは本当一瞬一瞬大切にしないと」
これが、もう今から一年半も前のことで。
ここから50本のドームツアーの旅にでたのだよ。たった5人で。ずっと5人で。