あらしさんのこと ひとりごと 

大好きなあらしさんのこと 思ったこと 覚書

Voyage#15 #2020年

すごくすごくこの最後の一年のことを、ずっと前から考えてぎっちり準備してきたことが白紙になっていくことへの動揺とか。その現状に対応していこうと前向きに行動し続けてきたこととか。冷静に自分たちにできることを考えて、自分たちなりの表現をしていこうとしてきたこと。近々の5人の胸の内。

 ファンである自分たちが思うより、本人たちがいちばん悔しいだろうし、悲しいだろうし。複雑な心境だったろうと思うけど。こんな時でも、5人とも、前を向いて進んでいく心意気が同じ方向を向いていて。やっぱり、これが嵐だなぁって思う。

 相葉ちゃんが、最後にTikTokの輪っかの映像を見せてくれながら言った言葉がまさにそうで。泣いちゃったよ。

「これがね、嵐だから。ひとつになってんのよ。

輪になってさ。なんでも乗り越えていこうよと」

 

  昨年の大晦日からの自分たちの映像を、それぞれ5人で見ている表情を追う。

紅白の舞台裏見られて嬉しいし、そこからカウコンまでの様子までメンバーも一緒の映像を見てるっていうのがさらに嬉しい。翔ちゃんの楽屋に顔をだすメンバーの様子が、家族みたいだなぁって。

カウコンの楽屋にて「リアルになんでそんなに頑張れるの?」って岡田くん。「だって今頑張んなきゃ。いつ頑張んの。それだけですよ、リアルに」っていう翔ちゃん。

 

1月14日 国立の打ち合わせ セット図面 この時点で、やはりすでにスタッフ側は北京に難色の判断があったんだなぁ。「なんにも見えないね、すごい濃い霧に....覆われてるね」

 ストイックに過ごすか、楽しみながらを前提に過ごすのかで、ストイックを選択する自分の方がデカいっていう大ちゃん。「でも楽しみたい自分もいるんだよねぇ」正直な気持ちだよね。チャレンジする内容が内容だけに。やるからには半端なことはできないと思ってるんだろうな。

2020年4月 中国北京公演

2020年5月 新国立競技場 アラフェス2020

2020年7月 東京オリンピック

そして、このあとアメリカ公演、アルバム引っ提げてのドームツアーまで。たった一年でやり切るって......尋常でないよね。でもやるはずだったんだよね。コロナにならなければ。

365日が一日ずつ減っていくっていう寂しさと。自分でもよくわかってないけど、あんまり12月31日のことを思うというよりは一番近い目標を一個ずつというような感じかな

 

1月30日 L.A. この時にはもう「Party Starters」録音してたんだ。アラフェスとともにリリースされる予定だったんだろうね。ずいぶんと寝かせちゃったね。スタッフさんとの打ち上げの後、すごいノリノリの大ちゃん。

2月15日 北京公演中止のメッセージ収録 やりたかったなぁって、くやしそうな翔ちゃん。現場の興奮を知っているからよけいにね。

3月1日 海外渡航中止

3月2日 全国の小中高と特別支援学校に臨時休校を政府が要請

インスタライブ

3月4日 国立公演打ち合わせ

3月24日 リハーサル オリンピックが一年延期と決定 この時のメンバーの表情がな。ちょっとなんか考えないと...って言ってる潤くんの表情でその深刻さが伝わってくるよ。

4月2日 ミーティング 休止を決めた、メンバーの気持ちを確認するスタッフ。それはそれぞれ違うと答える潤くん。

4月6日 ワクワク学校の打ち合わせ

4月7日 7都府県に緊急事態宣言発令

4月9日 国立の延期の決定、紙芝居の打ち合わせ

4月17日・24日 紙芝居収録

新しいことの連続の予定の年だったけど、ま、違った意味で新しい年にはなっちゃってるって感じだよね。コロナとリモートとかね。どういう意味があるんだろうとか、すごい考えちゃう。

わかる。本当に、すごい考えちゃってるよ。これってどういうこと?ってね。

もっとファンの人が喜んでもらうこと、ファンの人が見たいこと、心が穏やかになること、大変な人が救われること。そういうことが必要なのかなって。それは当時から比べると変わってきちゃってるかもしれないけどね。その時とは見てるものが違うし、なんか使命が変わってきてるっていうか。やらなければならないことっていうのが変わってきてるのかもしれないなとは今日現在では思ってるけど。

4月28日 ワクワク学校オンライン 第1回 収録 

2020年で休止しますっていうのを発表した最後の年がこういうことになって悔しいとか悲しいとか切ないとか。そういういろんな感情はもちろんあるし、それが消えることは一生ないんだけど。でもまあ、できることは限られていて、たぶん自分たちが技術的にできないことはないと思っている。できることなんだろうと、限られているだけなんだろうと。っていうことであれば、チャレンジはしたいよね、うん。

本当だってこのグループのためだったら、何でもできるしね。何でもしたいし。だからこそ最後までチャレンジしたいなって思ったしね。それぐらいの20年。めちゃくちゃ濃い20年。ほとんど人生のすべてだからさ。それをやっぱり悔いなく。”もっとこうしときゃよかったね”っていうことではなくさ。失敗してもさ、成功するまでやりたい。うん。

5月21日 国立公演 リモート打ち合わせ 基本のデフォルトはお客さんありきでやるということが大前提である。というのは変わらないですね。

6月8日 国立公演 リモート打ち合わせ どこまでできるかっていうのはあるけど。なんかまあ、あったかくできるのはどうしたらっていうのが、たぶん一番だと思うから。

6月11日 どう見せると、その会場にいる人が楽しめるかというとこだと思っていて。

6月30日 IN THE SUMMER 振付 踊る気満々の大ちゃん。

7月8日 国立公演 リモート打ち合わせ 潤くん(舞台上の演出について)

7月22日 振り付け

7月31日 去年の夏からいろいろ計画してずっと動いてたことが、ガラガラ崩れていく瞬間だったから。でも崩れてる時ってやっぱりなんとかして、その崩れる場所を少なくしたいと思うからさ。崩れてってるところに目を向けるよりは、なんとかして抱え込もうっていうかさ。こぼれないようにこぼれないようにって必死だったからあんまり思ってなかったけど。振り返ってみたら、え~?って。こんななくなったの?みたいな。直面しちゃった瞬間はショックだったよね。とにかくだから、アホみたいに前だけ見てやろうかなぁって思ってるけどね。

 

8月28日

今できる最大限を追求していく。と、思ってる。思ってるけど、それは何をやるかっていう時の心理状態なだけで、もう...嘆いて憂いてるけどね、それは。悔しいよ。

みんなに見せられなかった景色が山ほど残っちゃったから、活動休止って選択をしてよかったかなとは思ってる。解散だってもう一回集まることはできる。だけど、休止にしておいてよかったなぁって。こんな状況になって改めて思うね。逆を言えば、今年叶えられなかった夢の数々をいつか取りに行こうと思ってるけどね、今は。

コロナになったけど、今これを見たけど。その中でもできることはやってはきたなと思うよね。あんまり先のことは考えられないね。2ヵ月後のこととかも考えられないし、1ヵ月後もわかんない。もう今は。だから来年のことは何も考えられないし。今、目の前にあることを、やれることをやるってだけなんだよね。もちろん、この状況だけれども、その中でもちょっと楽しみながらやるっていうことかな。

我々もコンサートをやるっていうことに対しての目標で頑張っていたこともあったから。なんか余計にね、こう衝撃が大きかったよなっていうのは覚えてるかな。

今まで自分たちの音楽が届いてない場所、自分たちの存在が届いてない場所でライブやりたいなって。アメリカでライブをやるっていうのは、一個大きな目標として掲げてたことだったからね。

今まで応援してくれたみんなと一緒に。”こんなことやったよ~”って、”みんなのおかげでこんなことできたよ~””本当にありがとう~”って言って。日本帰ってきてまたライブやってとか。”やっぱ落ち着くね~”なんて言って。そんなことをイメージしてたんだけどね。どんな形になっても、今自分たちにできることは何か。うん。それを表現したいし、それを見てほしいな、うん。この5人の今をどう表現するかっていう。

なんかもうさ、”こんだけやる予定だったのに”とかっていう考えは捨てました。一つでもできるんだって、一つでもできるんだったらその一つを充実して悔いなくやろうよって。それで幸せじゃんって思うように。なんか、やれなかったことをね、グチグチ言っててもさ。やれることがこんだけあるんだったら、そのやれることに全力になればいいって思うから。楽しんでもらえないでしょ? 自分が楽しんでなきゃ。

 

嵐は強い。