あらしさんのこと ひとりごと 

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ラーゲリより愛を込めて

昨年公開翌日、仕事終わりにその現地の映画館で初見。最近大型のショッピングセンターのシネコンでばかり映画を観ていたので、タイムスリップしたのかと思うくらいのすごい小さくて昭和な映画館。夜になってからの回だったからなのか、なぜか一人酔っ払いみたいなオジサンが後方の席にいて。ずーーーーーっとブツブツ怒っているようで。小さな声でヤジを飛ばし続ける中、鑑賞。こういう時、飛行機みたいに座席に係員さんを呼ぶボタンがあったらいいのに!って真剣に思いましたさ。静かな映画なので無視したくてもずっと邪魔されてる感じがあり、集中して見れなかった残念な初見だったんですけど。後半は涙が抑えられなかったです。これは映画館では泣けない自分にとってはすごいことでした。

圧倒的な主演だけの映画ではなくて、出演者全員の存在感が素晴らしかったのも胸を打たれた。時代を越えても見ごたえのある、とてもいい映画だなと思いました。

 

年が明けて。正月休み明けの週末。今度はいつも行くシネコンへ観に行きました。嬉しかったのは、公開から1ヶ月たっていたのに、観客席がけっこう埋まっていたことです。年齢層も幅広く、ご夫婦、若いカップル、お友達同士。ご年配の男性や、いろんな年代のおひとりさまもたくさん。一回目の失敗があったので、とにかく周りにひとしきり人がいない席を選んで観覧しました。やっぱり雑音がないって、素晴らしい。っていうか、コメディとか楽しいストーリーの映画なら他のお客さんと笑ったりするのはむしろおもしろいんですけどね。

でもって結果。今回はもう大号泣っていうでしょうか。もう嗚咽ですよね。自分でもびっくりなくらいで。涙をふくつもりで手にしていたタオルで、渾身の力を込めて口を塞ぐことになりました。大げさじゃなくて、自分史上一番泣いてしまいました。前回どんだけ気が散ってたんだっていう話でもありますが。

辛くて惨くて悲しくて。でもこれが実際にあったお話で。60万人近くの人たちが体験し、そのうち6万人近くの人が亡くなられているのだから。劇中、ベッドの上の幡男さんの言葉が重く響きました。地球上のどんな人でも、こんな経験は誰もしなくていいから。みんなで平和な世界を目指して生きようよ。と思いました。

 

先ほど、にのちゃんの主演男優賞受賞が発表されましたね。

おめでとうございます!!

自分としては、他のキャストの方にも賞をあげたかったですけど。お名前がなくて残念です。

授賞式は、3月10日。「流浪の月」の主演の桃李くんも受賞で、一緒に登壇するのも楽しみです。

 

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